埼玉県にて循環器内科・糖尿病内科などの外来診療をおこなっているK医院(仮名)。2020年より弊社「AIレセチェッカー」を導入いただきました。導入前の課題意識から、導入のきっかけ、そして実際に利用してみて感じられているメリットについて、こちらで紹介させていただきます。
K医院では、毎月のレセプト数は800枚~900枚程度となっているようです。医師と事務が紙で出力したレセプトを、業務の合間にチェックしていました。なかなか集中した時間が取れないことで、時間がかかってしまっているという課題感に加え、都度行われる診療報酬の改定について調べることへの苦労もありました。
2019年末、弊社「AIレセチェッカー」について知る機会があり、レセプトチェックをAIで行うシステムに興味をもち、導入を決められました。
「AIレセチェッカー」を導入してからは、レセチェッカーと人間の目検とでダブルチェックを行うようになりました。レセプトデータからCSVファイルを作成し「レセチェッカー」にアップロードすれば、すぐに要修正箇所を確認することができ、だいたい10〜15件の修正があがってくるとのこと。一方で紙に出力したものをスタッフが並行して全件チェックを行っています。
ダブルチェックをすることそのものが安心に繋がるのは勿論のこと、「AIレセチェッカー」は事務スタッフでは気付きづらい修正箇所の指摘があるため、理の高度化がはかられています。またレコメンドされる病名は医師が実際に使用している情報をベースにしているため、修正の精度が上がったとのこと。「AIレセチェッカーの確認スピードがとにかく速く、忙しい業務の合間に利用する場合にも、とても助けになっている」と医師からコメントを頂いています。
今後「AIレセチェッカー」に期待されることとして、「電子カルテ上で処理できるようになれば、CSVを出力する手間も減って便利になる」など、ご要望を頂戴しております。Medical AI Labはこれからも医療業界の皆さま、現場の皆さまに寄り添った開発を行っていきたいと考えております。